2010年8月29日日曜日

新しい家族

新しい住処の家主は車2台と別荘まで持っているお金持ち。

だんなさんのペドロはラジオのパーソナリティーで、村の人なら誰でも知ってる有名人。
家の場所まで有名らしく、どこに住んでるか聞かれたときに、
彼の借家に住んでると言うと「あーあーあそこね」って具合にスグ伝わるほど。
ついでにライオンズクラブに入っており、しかもビスククイの長らしく、社会福祉をしているとのことだ。
がしかし、音楽とダンス、ビールに甘いモノ、何より下ネタが大好きなのが彼である。

奥さんのフアナは元先生。きれい好きでよく掃除をしている。
料理も上手でよく作るが、冷蔵庫に何日も放置され、
結局カビがはえて鶏のエサになっていることが常。
4種類くらいの新聞を毎日買って読んでいる知的な(?)夫妻である。

そんな彼らが、州都グアナレに住んでる親戚に車で会いに行くと言うのでついていくことに。
行き道、サプライズが!
ラジオで女性のオペレーターが何やらあたしのことについてしゃべっている。
なんとペドロが頼んでくれていたのだ。
喜びで興奮するあたし。
涙ぐむペドロ。
ぶっちゃけ何言ってるのかよくわかんなかったけど、
涙ぐむペドロにびっくりしつつ、
きっと感動的なメッセージだったんだろうと解釈。

親戚の家に行ったあとは有名な聖地へ。





並んで見た聖遺物よりも、
教会の外で売ってたココナッツのお菓子のおいしさに感動。


帰り道レストランでスープをごちそうになり帰宅。

さらにその後別荘へ行き、
夜はペドロとハンバーガー屋へ行き、
例のごとくジャッキーチェンの映画を見ながらごちそうになり
(カラカスのサブウェイでもジャッキーだった)
大変お世話になった一日だった。

2010年8月23日月曜日

祝・引越し

任地に着いて1週間、友達に「いい貸し部屋を知ってるわよ」と言われ、
その1週間後に一緒に部屋を見に行き、
その10日後には調整員さんが安全かどうかの確認に来てくれ、
その1週間後、ちょうど任地にきて1ヶ月たつ823日、
めでたく引越しが完了した!

引越しは文化センターの男性が3人も手伝いにきてくれ、
車も出してくれて、あたしはほとんど何もせず、あっという間に終わった。
最後鍵を家主のおばさんプラヘーデスに返すとき、
彼女は電気をつけず暗い自室のベッドに腰掛けていた。
一応「グラシアス(ありがとう)」と言って渡したものの、
やつは無言…。
最後まで彼女は彼女であった。

新しい家は超快適!
一階に異常に蚊が多いことと
電子レンジがないこと(前の家にはあった)を除けば。







1階が家主の部屋で、台所と中庭のようスペースを挟んで2階に3部屋貸し部屋があるのだが、
あたし以外住んでないから1人暮らし状態。
部屋や台所がきれい。
トイレにはちゃんと便座もフタもあってちゃんと流れる


風呂の排水溝もちゃんと流れる!。
洗濯機もある(いつも使うのは電気代がかかるからダメと言われたが。)
そして、家主の夫妻はいい人。
セニョーラ フアナの言ってることもわかる!
何より、静か!
うるさいスピーカー車が来ない!!
平穏な夜、幸せをかみ締めながら眠りについた。。。

2010年8月21日土曜日

こんにちは大統領

ベネズエラでボーリーバル革命と題して社会主義化をすすめているチャベス大統領、
彼の過激な発言や「こんにちは大統領」という番組も有名である。

そんな彼に会うチャンスがめぐってきた。
「明日大統領に会いに行くからまりえも行こう!」
と言う文化センターの同僚たちとともに、
一体何の集会だかよくわからないまま行くことへ。
いつもはのんびり座ってしゃべっている同僚たちも、
大統領に会うための準備で大忙し。
旗作り、プラカード作り…
夜も文化センターに呼び出されたから行ってみると、
まだ旗作ってる!
が、音楽かけて秘密でお酒を飲んでて、ほぼ宴会状態。
私は先に帰ったが、なんと夜10時過ぎまで働いていたと言うから、
彼ら(特に長)の政治活動に対する意欲は普段の仕事の10倍くらいである。

次の日、プラザ(町の中心)に行ってみると、
市役所の前から何十台というバスにギューギューに人がのって
会場のバリーナスへ向かっていくではないか!
これはかつてない一大イベントである。


 会場へ着くと、近隣の州からも大勢の赤の人々が来ていた。


完全に社会主義者たちの集会だ。
これはもしや、JICA規定で参加してはいけないという政治的集会…!
よく考えたら、大統領が登場する場所なんだから当然だが…。。。



大統領が登場するまでの3時間、
ひたすら盛り上げる司会にのせられて歓声をあげ、
ただで配られるオレンジを食べまくり、
インディオたちと写真をとり…
















ついに大統領登場!
1階の前列の方に陣取っていた我ら、
席の先頭まで行って15mくらいの距離で大統領を見ることが出来た。
(日本人ボランティア代表として話せなかったのは残念だけど。)


ところが、
大統領の演説が終わる前に帰る人が多数!!!
はるばる何時間もかけて来て、
何時間も待ち、
相当盛り上がっていたのに…
同僚たちもその流れに便乗。
早く帰りたい人々で出口が開いたときにはなだれ込むように人が動いて危険!
さらに、
“まだ終わってないのに帰るのか!?”という感じで、
怒ってペットボトルを2階席から投げつけてくる人多数!
こわっ!!!
中にはまだ水が入ってるのを投げてくるやつもいて、それが近くの人の頭に直撃してたもんだから、
超危険!!!
ここで怪我なんて絶対出来ないのに~~~

そして帰り道。
乗ってきたバスが見つからず同僚たちと歩き回り、
結局ビスククイに着いたのは夜の12時を回った頃だった。

大統領に会うのも一苦労である。

2010年8月19日木曜日

PLAN VACACIONAL その2

ビスククイのプラン・バカシオナルが終わってしまい、
文化センターの長には「休みなさい、マリエ」といわれていた矢先、
グラウンドに子どもがいっぱいいるのを発見!
今週4日間ポルトゲサ州主催のプラン・バカシオナルがあることが判明。
早速参加したいというと、火曜から参加できることに。


 毎日100200人くらいの子どもが来るから、村のかなりの子どもと知り合いになった。
3040人くらいの年齢別グループにわかれ、
各グループに35人くらいの青年がついて遊ぶ。


州主催ということで、お金があるらしく何かと豪華!
おそろいの帽子やTシャツが配られたり、
お昼ご飯におやつの質もあきらかにビスククイ主催の時のごはんよりいいし。

何よりびっくりしたのは最終日。
終わったときにレクリエーション係だった青年たちの多くが涙を流していたのだ!
始めは理由がわからなかったけど、18歳前後の青年が多く
高校の体育祭や文化祭が終わったときの達成感と終わってしまった寂しさとが混ざったような感情だったんだと思う。
ああ、青春!!!
日本の歌や遊びも子どもと一緒になって楽しんでいた彼ら。
あたしも充実感味わえたよ!


しかし、彼らは、他の大きな町から来ている。
バスを見送るのがちょっぴり淋しかった。



一緒に働けたらきっと楽しいのにな。

2010年8月13日金曜日

プールの入り方

プラン・バカシオナル最終日はプールのある施設へ
施設はきれいなのに、とにかくプールはにごってて相当汚い。
一体いつ水変えたんだろ!?
しかし、女は度胸! 
プール大好きまりえさん、もとい“日本人教師は子どもと一緒に遊ぶ”ことを示すため、入水…!


 子どもは朝から夕方までずっとプールで遊び、
あたしも計3時間は入ってた。焼けたー!

さて、そんな“プールの入り方―――
          準備体操 → そんなの関係ねー
          シャワーがない → プールの前も後も浴びない
          目洗い場がない → みんな目が充血して真っ赤、うがいもなし
          トイレは水が流れず紙もない → ウンチしてもふかずにまたプールへ…
          おやつはプールの淵にこしかけて食べる、又は中で食べる → プール内ポップコーンだらけ、またはチューペットの液が流れる……
          プールサイドを走り、飛び込みまくる ← 一応大人は常に監視している。
こうして雑菌に負けない強い身体が作られていくのである。

さて、お昼は牛肉&鳥肉のバーベキューにジュカにサラダにと盛り盛り。


途中、3グループにわかれて大きな絵を描き、
グループごとに発表。
あたしのグループはうれしいことに
グループ名が、その名も「NIHON」
横断幕も日本!!


日頃「チーナ(中国人)」と呼ばれまくり、
ときにバカにされているけれど、
こうやってちょっとでも「日本」を意識してくれると、
日頃のうっぷんも消される。

そんな素直なこどもたちが大好き!



2010年8月12日木曜日

PLAN VACACIONAL―プラン・バカシオナル―

今週1週間、ビスククイ市役所主催の
PLAN VACACIONAL―プラン・バカシオナル
(夏休みの子供向けイベント)
が開催された。
毎日朝から午後まで暑くて暗い体育館の中に閉じ込められ、
時に退屈な長い待ち時間あり、
ほとんど生の状態の米のお昼ごはんありの、
楽しいイベントである。

違う町から先生がきて顔に絵を描いてくれた.


が、すごい待ち時間。これで午前終了。
子どもがちゃんと並んで待てることに妙に感心。

靴下であやつり人形を作ったり


1日はCasona-カソーナ-(大きな屋敷)へ
が、しかし家の中には入れず、外だけ…
トイレも水道もない…
ま、そんなこと誰も気にせず、
ペットボトルのおもちゃ作り、凧作りがにぎやかに行われた。



















このカソーナ、山の上にあり、わが町ビスククイが一望できる。

ビスククイはエレキギターのような形をしていて、
右端の方の真ん中辺りの川辺に我が家はある。
いままで地図がなくてどこ歩いてるのか、
どこらへんに住んでるのかわからなかったけど、
やっと地形が頭に入った。

2010年8月6日金曜日

美女大国

文化センターのダンスクラスの発表があった。
集合時間は夜7時。車で山の上の方にあるフィエスタ会場に行くのだが、
待たされたり人を迎えに行ったりで、結局9時頃に到着。
それから衣装やヘアメイクといった子どもたちの準備がはじまったのだが、
3人いたヘアメイクさんは全員オカマだった!

どこの世界も、こういう業界はオカマさんが多いんだなーと妙に納得。
子どもたちも周りの人もごく普通に受け入れてて、
「かわいいねー」などとお兄さん(お姉さん?)の髪型をほめている。
でも、1人の人は服・メイク・髪型と完全に女なのだが、
あとは微妙に男…
ロンゲでやせてて、かすかにメイク。
ただ仕草がめちゃ女っぽいので、
やっぱりオカマである。
(後日、彼らは美容院に勤めていることが判明。いつか行ってみよう。)

さて、市長と夕食食べたりしながら待つこと1時間半、
なんとダンスが始まったのは11時近く!
遅っ!!!
中には4歳くらいのダンサーもいるのに、
さすがベネズエラ…

そして、このダンスの発表のテーマは、
ミスコン!
1415歳の子達が水着にドレスにと着替え、
難しい問題に答えたりと、
美女大国ベネズエラらしい演出。
最後にはレイナ(ミス・クイーン)が審査員によって選ばれ、
表彰されていた…
さすがベネズエラ!!

その後、ビール片手にもった運転手と
道端の真ん中で突然しゃがんで用を足すダンスの先生(女性)と
雨に濡れて寒くてふるえる子どもたちとともに帰宅…
3時半に我が家へ到着。
ああ、なんてベネズエラ…