2011年1月28日金曜日

先生の日


115日は「先生の日」
今月幼稚園を含める学校はこの「先生の日」というお祝いのために
なんと計6日間も休校になった!!

とはいえ先生たちはミサやセレモニー、先生についての展示会、
はたまたスポーツ大会やパーティー等に出席。
なぜこれで休校になるのか…。
夜の飲み会のために、なぜ…!?


つきない疑問はさておき、
市役所ではマリアッチが呼ばれ、


彼らの演奏に合わせて市長が踊り、


市長の顔ケーキが振舞われたりした。



――― ありがとう、先生―――

2011年1月23日日曜日

いくつになっても…


1月23日は家主フアナの姉サイダの誕生日。
ふつうは特に祝わないそうだが、今年は70歳の記念すべき年ということで、
盛大なパーティーが開かれた。
彼女の家のいつもの庭が、テーブルクロスをかけ花が生けられたテーブルでうめられ、
さながら結婚式のよう。
バンドも招待されていて、生演奏に合わせて踊る人々も…。
12時をまわると、いざ本当のパーティーが開始!
突然仮装グッズが配られ、老若男女みんな大騒ぎ!

主役のサイダ70歳、若さの秘訣はパーティー!?
こちらの誕生日会お決まりのピニャータ。
今回は子供用では無く大人用、形はビール缶である。

ピニャータは誕生日の当人以外も叩く。
棒を振りかざして叩く家主フアナ
私も初めて叩いた。

さらに、叩き壊して出てきた中身は…
下ネタ満載グッズ!!!
アソコの形のおもちゃやらボロいパンツやら血のついたナプキンやら。。。
それを大暴れで集めるのは、若者よりむしろおっさんたちの方が楽しんでるんじゃないかという感じさえした。
子どももたくさんゲットして嬉しそう…


 
素敵なケーキが3つ並んでいたが、それらにも卑猥なグッズがのせられてしまった。

いいのか、サイダ!?




悪乗りするオヤジたちとともに、夜更けまでパーティーは続き、
やっとバースデーソングが歌われたのは朝4時近くなってからだった。

いくつになっても夜更かしパーティーと下ネタ大好きベネズエラ人。
外見は日本人より老けてるが、その陽気さ・無邪気さ、
精神面は絶対若いっ!!

2011年1月17日月曜日

ベネズエラで27歳になった。


117日は初めてベネズエラで迎える誕生日。
先生の日のセレモニーで午前しか仕事がなかったので、
やはりセレモニーに来ていた仲良しのミラグロ(別の幼稚園の先生)が午後家に招待してくれた。
「今日はピザとケーキを作るわよ!」と買出し。
いえ~い!
手作りピザなんて、なんて感動的な☆☆☆

丸バージョン 

四角バージョン 

 














敬虔なアドベンティスタ派の彼ら。
教会の信者の子たちも遊びに来て、
プラスティリーナ(小さな色つき粘土)でお祝いメッセージを作ってくれた。

ミラグロの息子ベビ(11歳)の作品、超ハイレベル!

さらに女子チームでケーキとゼリーを作り、
夜になってからバースデーソングとともにお祝いしてくれた。

誕生日プレゼントにミラグロ手作りのかわいいミニ丈ベスト(ぶっちゃけきつい)と
キティの置物をもらった。
ベネズエラ人からキティをもらうとは…
しかもデカい…持って帰れるか…。

とにかく大事なのは気持ちである。
こんな異国の地に来て祝ってもらえることは本当にありがたい。


1月始め首都滞在時に、隊員仲間からもサプライズのお祝いがあった☆

めっちゃおいしいタルトとかわいい手帳をもらって大感激!!!



月末には幼稚園でも1月の誕生日の人をまとめてお祝いしてくれた。


母は27歳のときに私を産んだんだよなーとふと思った。
同じ27歳でも全く違う生き方をしているけれど、
産んでくれたことと、協力隊参加を応援してくれてることを感謝!

みんな ありがとう~~~~~


2011年1月3日月曜日

秘境ツアーーー!!!(後編)

そもそもこのツアー、私とともちゃん日本人2人以外はスペイン語が喋れないため、
現地人とのコミュニケーションではうちらかなり有利。
ツアーの料理担当のインディヘナの子にも何かと優遇してもらい、
31日大晦日の夜も、泊まった川岸の奥にある集落で開かれていた集会にうちら2人を呼んでくれた。
この集落には二つの民族が一緒に住んでおり、
ちょうど今おじさんがサネマン族の踊りを踊ってると言うのだ。
それは見に行かねば!!


―――1人歌い踊るおじさん、誰も見てない周りの人。ただ座ってるだけである。
っていうか半分くらいの人は流行の曲を聴いていた…。なんか、勿体無い…
おじさん、口の中にたばこの葉っぱをたくさん詰めていた。

一回小屋へ戻ると、結局他のツアー客も行きたいといい(そりゃそうだ)、
さらにうちらが宿泊してた隣に駐屯してた軍人2人も来て、
欧米人とインディヘナの前でベネズエラ軍人とダンスを踊るという、
なんともインターナショナルな年越しとなった。

そして一夜明け朝、まだ皆寝ている中トイレへ行く途中、軍人が叫んだ。
「チーーナーーー!!」(中国女ーーー)
答える私
「ソイ ハポネサー」(日本女だー)

ああ、新年最初にかけられた言葉がチーナ…
毎日何度も繰り返されるこの会話。
なんとなく今年の1年が見えた感じがした。

さて、元旦は山登りへ。
ガイドが色んな植物の説明をしながらテクテク…
なんか微妙な山登りだと思いながら2時間ほど登ると、

どどーーーーーん!!!!!
と、5こくらいの滝一気に登場!
なんと、こんな大きい滝がまっていたとは!

その後急な下り坂を下って岩をつたい水につかりながら突き進むと
きゃーーーーー!!!

滝が見渡せる素敵ビーチ出現!
彼女はインディヘナではない。テーマは“OFF(虫除け)のCM”
なんのこっちゃ。私の思い付きではない。ともこまんの思い付きである。
泥パックで美しくなった後、下山した夕方、川で沐浴。
テーマ『月間 ヨガ』


翌朝川で洗濯デビューし、



愉快な鳥や『クロスロード(協力隊の雑誌)』っぽい風景を撮り、
昨日とは違う道から登山。
今日は距離は短めだがかなり急な登りである。
そして、見晴らしの良い岩の上に到着!
ジャーーーンプ!!!


再び 『月間 ヨガ』

考える人?! 

奥左手は2泊した小屋。
夕方また来た方向へ川を引き返して行き、また違う集落へ。
トイレが無いので草むらで。
後で昔この近くの地域で活動していた先輩隊員に聞いたら、
トイレットペーパーでは無く草で拭くらしい。
しかも人によって硬いの軟らかいの好みがあるらしい。
よし、次回は葉っぱに挑戦である!


そして最終日、早朝から再び何時間もボートに揺られ帰り道。
今回は座ったまま眠っていたため時間が早く感じた。

そして、初めて着いた時には秘境を感じた船着場の村へ着くと、
都会に感じた!!!

さすが秘境ツアー!!!

2011年1月2日日曜日

秘境ツアーーー!!!(前編)

年末年始の長期休みを使い、12月30日~1月3日に4泊5日のツアーにおなじみ同期ともちゃんと参加した。
行き先はリオカウラ(カウラ川)!
オリノコ川という大きな河に源流を発するこの川沿いには、
原住民インディオ達の住むいくつもの集落があり、
自然を味わいつつ彼らの集落にお邪魔しようというツアーなのだ!
ベネズエラには世界遺産に認定されているエンジェルフォールを始め、有名な見所がいくるかあるが、それらをとばしてこのリオカウラを選んだところがマニアックな私たち。

ところが、甘かった。
ベネズエラ、年末年始は皆帰郷やら旅行やらで民族大移動。
ツアーの集合場所であるシウダーボリバル行きのバスがなかなかとれず大苦戦。
行く前日に予約なんて無理だった…。
あんなことこんなことしたあげく、結局当日早朝4時に家を出て、タクシーで10分位でバスターミナルに到着、2時間半立ちっ放しで並んだ結果、無事買うことが出来た。
すごい大変だったが取れて本当によかった。
朝8時半頃発車、11時間ほどかかってやっとシウダーボリビアに着いた。
次の日の朝ツアー出発のため、その名もドンカルロスといういい雰囲気な宿に宿泊。

いざ出発!ツアーはドイツ人4人エストニア人2人オーストラリア人1人とインターナショナル。
ガイドはベネズエラ人だが英語だった。久しぶりの英語。
「あれ、疑問形って…(しばらくたって)ああ、デューユー…?」
って具合に完璧なまでに英語が出てこなくなっていてびっくりした。
中一レベルに逆戻りである。

途中の休憩所でトイレに入っていく鳥発見!(いきなり襲ってくるので緊張しながら接近し撮影。)


さて、4時間ほど車に乗っているとついにリオカウラに到着!

と、いきなり上裸で川で水浴びしているインディヘナの女性登場!
おお、秘境だ!
近くの食堂へ行くとトイレが無い!(まだついたてはあったけど)
おお、秘境だ!

コーラを注文するとコップが無いらしく、かわりにビン(おそらくマヨネーズの)が出てくる!
おお、秘境だ!

何気にオイルマネーで発展しているベネズエラ、
普段途上国っぽさを感じることは少ないが、
ここにきてやっと協力隊っぽくなってきた!

レストランの裏手に行くと、なにやらインディヘナの親子が。
彼らは民族ごとにそれぞれ違う言語を喋るため、
スペイン語が通じない。
でも、なんとか単語がわかるらしい母親らしき女性としゃべっていると、
ビーズのネックレスを首につけてくれ、プレゼントしてくれた!
おお、秘境の歓迎!


彼らは女性も男性もビーズのネックレスをつけててかわいい。
女性や女の子は顔に模様を描いてたりして、それも素敵。
秘境万歳!

なにせ、ベネズエラには中南米の国々には大体あるコロニアル調といわれるスペイン植民地時代の素敵な街並みなんて全然残ってないし、遺跡なんかもないし、普段の生活で民族衣装なんてまず着ないし、だから手工芸品も全然ないし、文化面ではホントつまらないのだが、ここは違う!

わくわくしながら小さなボートの木の板に座って出発!

2時間ほど立った頃、川イルカがいるというスポットに到着!
ガイドが船底を叩くと、
イルカ、はねるはねる!
うすピンク+うすグレー色したイルカたちに無事会える事が出来た。

その後、休憩など無くひたすらすすみ、おしりが痛くなり、
まだ着かないのかという疑問さえむなしくなった頃
(実際3時間後くらい)
秘境の家発見!!
初めてハンモックで寝た。

屋根を支える中心の柱にロープが結び付けてあるため、
誰かが動くと全体が揺れるハンモック。
初日はあんまり眠れないと言われたが、
疲れてたのか意外と寝れた。

翌日はいよいよインディヘナの集落へ!
まずはサネマンという民族の村へ。

彼らの家は四角い形。
栄養がかたよってて足りず、お腹がぽっこりしているという。


学校っていうけど、絶対ちゃんと機能してない気が…
でも、子どもたちはちょっとシャイで、
そして目がキラキラしててかわいかった。


次はジェクアナという民族の村へ。

彼らの家は丸い形。
彼らは写真を撮られるのが嫌いだから撮っちゃダメとガイドに言われたが、
折り紙作戦で仲良くなったら普通に取らしてくれた。
集落にもテレビがきている。

生活の優先順位、絶対違う気がする。。。
秘境なのに勿体無い…


なんかの動物の肉。おいしかった。


木にほされたパンツ。せっかく洗ったのに、その干し方じゃ…。。。

やはりここは秘境だ。