2012年2月29日水曜日

最近の活動

2012年、年が明けてからの活動ものんびりやっている。
1月は『先生の日』2月は『カルナバル』があり、授業が無くなることも多かったが、それはそれでイベントを楽しんだ。

『先生の日』に向けて先生へハート作り

これは他の園で先生が飾り作りに使っていた技術。
子ども達自身にやらせたいと思い、トイレットペーパーの芯を切って色を塗った。

それにしてもこの『先生の日』、やたらイベントがあり何度も授業が無くなっていた。
モンタニータ幼稚園の先生とは系列幼稚園の先生が集うフィエスタ(運動会?)へ。
バスで3時間近くかかる町までわざわざ貸し切りバスをチャーターし向かう。
私はアエロビクスに参加したものの15分もしないで終了。
あとはダラダラ、時々ビール飲んだり踊ったり。
お決まりである。

アルヒミロガバルドン幼稚園の先生達とは、市内の先生達が集うフィエスタ(飲み会)へ。
夜行われるのに授業が無くなるのが不思議で仕方ないが、お決まりである。
先生、保護者に対して「明日は飲み会だからクラスは無いわよ~!イエ~イ」的な伝え方をしているところがすご過ぎる。
このフィエスタ、夕方3時に始まって夜中の3時まで行われた。

飲んで踊って、踊って飲んで、あっという間だった。
しかし後日「マリエは先生たちが送らなければならないほど飲みすぎて、酔っ払いにもからまれて大変だった」などというあらぬ噂がたってしまった。
村社会=噂社会。怖い怖い。

子ども達と庭から葉っぱ取ってきて貼り絵。
滅多に庭で遊ぶことの無いこの園、芝生の上を走り回りながら葉っぱを集めていた男の子の「先生!楽しいねっ!」の一言が嬉しかった。
他の先生にも聞かせたかったなあ。私しかいなかったのが残念。

アラグアネイ(国の木)が満開で、落ちた花を使って貼り絵。
はじき絵や吹き絵でカルナバルのお面作り

村の端にあるサンフランシスコ幼稚園

開校記念日のお祝いにおよばれし、紙芝居(先輩隊員の遺物)やパペットなどを披露した。

終了後は記念撮影の嵐

年末に目論んでいたプロジェクトはどうやら出来そうにないが、残り3ヶ月ちょい、できることをやりたいと思う。

2012年2月21日火曜日

牧場で、川で過ごす

カルナバル休暇中、友達シルビアが親戚の住む牧場へ連れて行ってくれた。
クリスマスにも訪れたポコロという丘陵牧草地帯である。
泊まった家の前の景色
とっても広々。隣の家ははるか遠い。

帽子が素敵な家主のビセンテ
23日を過ごしたのだが、3日間とも川に行った。(※おかげでまた黒くなった。)
泊まらせてもらった家から車でガッタガタの道を30分ほど走ると川につく。
途中浅い川を通過

1日目には網漁を初体験!

おじさんが熱心に教えてくれたのだが、私は1匹も釣れなかった…悔しー!

2日目はスープを作るため朝から川へ。
スープのために連れてこられた鶏
と、そこへ何やら動物をぶらさげた少年達が。
なんと!アルマジロである!

この辺りによく生息しているらしい。
食するためにすでに頭は切られ、内臓等も取り除かれていた。
食に対して好奇心旺盛な日本人としてはちょっと食べて見たかったが、少年達は去って行ってしまった。
後で川岸を散策していると、頭がゴロンと落ちており、それら内臓ブツもグチャッと残されていた。
川で泳ぐ気が若干うせる…。
鶏もそこで絞められ、頭を始め、川に全ての内臓物は流された。
かなり泳ぐ気がうせてくる…。

いや、致し方ない。気を取り直して川で泳ぐ。

プールのようにちょっと深くなっているところがあり、潜水競争やら岩から飛込みやらして1日中そこでみんなではしゃいだ。

スープもおいしくいただく。
スープ作りの手伝いをあんまりせず川で遊んでたので気がつかなかったのだが、後で、もしやと思っていたことが的中。
スープの水は川の水だった。
川、時々生臭いんですけど…
ゴミだか下水の匂いっぽいんですけど…。
第一、   土か泥か下水か、全然水透明じゃないし濁ってるんですけど!!
3日目もスープが作られたが、なんとなく食が進まなかったのは致し方ない。

泊まった家にはほとんど水が無くて、シャワーもあびれず。
川でシャンプーしている子達もいたが、ぶっちゃけあの川じゃ綺麗になった気になれない!
飲み水もバケツにためられた水からすくって、何やらゴミらしきものが浮いている…。
大きな水がめに水がたされたが、残っていた水を捨てない&洗わないので汚いまま。
家には相変わらずトイレが無く、大分慣れたとはいえ、やはりトイレ探しは一苦労。
3日目には“そろそろ家に帰りたいかも…”という気がしないでもなかったが、しかし、それにも勝る雄大な自然と穏やかな時間。
強い日差しの中でも山の上の心地いい風が吹く。
そして、そんな暮らしの中でも人を泊めてくれる温かい家族。

1軒だけすぐ近くにあるお隣さん家に遊びに行った。
泊まった家と同じく土壁。
雨のときなど大変らしいが、そんな素朴な暮らしもいいなと思う。
ゴツいTOYOTA車がミスマッチ(!?)
2日目の夜には牛が出産していた。
皆寝ていて気がつかず、残念ながら出産シーンは見られなかったが、翌日産まれたての子牛を慈しむ母牛の姿や、自ら出した胎盤を再び食べる(知らなかった!)ところを見ることが出来た。
自分は全然動物や花や野菜の育て方、自然のことについて知らないなーと思った。
なんと貴重な体験。
日本に帰ったら自然が恋しくなること間違いない!

2012年2月18日土曜日

MARIE、姫になる。

今年もやってきたカルナバル。
217日に行われる学校単位での仮装行列に向けて、1月後半から幼稚園はソワソワ。
昨年6月から行き始めたモンタニータ幼稚園、ここの園長先生、私をよく気遣ってくれるイイ先生で「マリエ、思い出に仮装しなさいよ!」と言ってくれた。
馬鹿にならない衣装代も払わなくていいと言う(保護者持ちだけど…)。

この園のテーマは「自然とファンタジー」
見本のカタログを見るとティンカーベルのごときフワフワドレスに羽がついたカワイイ人形が。
「マリエはちょうちょの精よ」
―え(汗)!?
「羽を作るわ!」といきごむ先生。
―ありがとう。でも私今年で齢28。これはアリなのか!?

なにはともあれ、園長先生他3人と布を買いに任地から車で2時間半ほどかかるバリーナスという町まで行った。
朝から晩まで子ども達の衣装に使う布や小道具を買っていたのだが、お昼にレストランでピザを食べたらかなりの高額に!みんなでビールまで飲んじゃったし。
しかし、園長「アレから出してちょうだい」
―??
なんと保護者から集めた衣装代から払っているではないか!
お、横領!!
ちなみに夕飯まで闇金は使われた…。
適当である。
そして、後日、お金が足りなくなり再度保護者から徴収されていた…。
食事代を差し引いても確かに足りないのだが、う、胸が痛い、ごめんなさい。

さて、10日前からは普段1日保育のところ半日保育に。
もちろん午後に来る先生が衣装作りをするためである。
土日に出勤し衣装作りをしていた先生達もいた。
さらに前日は朝7時から夜中の12時まで準備(多くの先生はもう少し早く帰ってたけど)
たった1時間歩くためだけに物凄いがんばりようである。
ボロボロだった靴にキラキラパウダーをかけてリメイク!

気をもんでいた蝶の羽であるが、中の芯棒が足りず羽が支えきれず、しょわずにすむ事になった(ほっ)。
ということで、私の衣装テーマは“お花のプリンセス”
どっちにしろ恥ずかしい感じがすることは否めない。

迎えた当日の朝、私のもう一つの懸念事項であった行列の最後にする踊りのリハーサルがようやく初めて行われた。
衣装(=先生がすること)に反して踊り(=子どもがすること)の重要度が低すぎる。
しかも先生「踊りなさい!」と怒鳴るだけ。
いや、せめて見本を…!
踊れったってどうやって踊れと言うのだ。
さすがのラテンな子ども達も戸惑っている。
こういうところ、適当である。
記念撮影
この後さらに化粧を濃ゆくしてもらうと、すれ違う先生達口々に
「マリエじゃないみたい!」
「日本人に見えない!」
それ、褒めてないし…。

暑い中パレードをし、最後の到着地点で踊り。
私が適当に振付けた超簡単なしぐさで一緒に踊ったものの、案の定、ほとんどの子が踊らず立ちすくんでいた…。
何はともあれ楽しい思い出となったことは間違いない。

幼稚園部門は先に終わるので、その後は残って他の学校の出し物の観賞。

先生だってこの通り!(インディヘナ)

悪魔のお面
必死に一眼レフを人ごみの中高く掲げて写真を撮っていたら、ドレス効果か、運良く市長の横の席に呼んでもらえた。
なんとVIP待遇!
おかげでテントの下の特等席ど真ん前でクソ暑い日差しをよけて見ることが出来た。

いくつかの学校は山車を作っていた。


平原地方にはワニがいて、川で釣りをする光景が見られる。
本物の魚を釣ってリアルな演出。
が、
このワニ
少年を喰った!

ほとばしる血!
絶叫する観衆!
少年を体内に飲み込んだ後には血にまみれた足が吐き出された。
開いた血まみれの口からはだらだらと唾液が!!!
グ、グロテスク!!
リアル過ぎである。

こちらの新聞一面には毎日のように死体が生々しく写っているが、こういうのが好きな国民性なのだろう。
大変楽しんでおり、後々まで「あのワニはすごかった」と村人達に語られていた。
日々異文化体験、カルナバルでもまたいろいろと得がたい経験が出来た。

セクシー中学生