2011年5月8日日曜日

なんだかんだ任地は落ち着く。

エクアドル旅行とカラカス上京を終えて3週間ぶりに任地に帰ってきた。
いつも帰任時は「まだカラカスにいたいなー」と思ってしまうけど、いざ着くと、「オラ!マリエ!」と皆が声をかけてくれ、人の触れ合いの温かさを感じる。
見上げれば木々が生い茂る山々が見える。
家に着くと家主のフアナが「スパゲティーあるけど食べる?」などと言ってくれる。
部屋に入ると窓から心地いい風が吹いてきて、鶏の声があちこちから聞こえる。

実はエクアドルでお腹を壊し、10日間くらい朝昼晩と正露丸を飲んでも治らないのでカラカスで受診していたのだが、もちろん薬(多分抗生物質)が効いたのもあると思うが、2週間近く続いた超激しい下痢も帰ってきたとたん治ってしまった。

<我が家の変貌>
以前

現在(ペンキが塗られたがカラフルすぎてディズニーランド風)

隣近所は家主フアナの兄弟の家なのだが、階段に見事な配色でペンキが塗られた。
日本家屋のわびさびのかけらもない土派手カラーに国民性を感じる。

<我が家の台所(2回の住人用)ができるまで>
以前(物干し場)
工事中(すべて手作業)
完成!

かねてから家主は台所の混雑っぷりを嫌がって住人用の台所を計画していた。
この度完成、さっぷうけいだがまあまあ使い心地はいい。
ただ、テーブルが高いのにイスが低くて、食べるときはお皿を手に持たなくてはならない。

さて、久しぶりの幼稚園出勤。少し緊張。
10月から全クラスを1週間ずつ周っているが、やっと最後のクラスまできた。
ところが、朝私が教室に入ったとたん帰り仕度を始める先生。
「子どもが病気だから」
まあ、仕方ない。
もう1人の担任も見当たらないので聞いてみると
「休暇中よ」(翌日腕を痛めていることを知った。)
結局代行の先生と2人で保育をした。
まあ、こんなもんだよね。

ところで、今週一緒に先生向けの講習会を開こうと企画していた先生が見当たらない。担任を持っていないが、知識があり協力的な彼女とは、子どもの劇発表などのプロジェクトも進めているところだった。
「体調を崩して先週から1ヶ月休暇中よ」
うう、仕方ない…。

お腹が空いてきたのに給食が来る気配が無い。給食室に行くと誰もいない。政府がお金を出さないために1月から無かったのだが、4月から再開されていたのに…。聞くと、「食材を州都から運んで来る人が横領して食材が足りない」から無いらしい!!
そんなのありか!?
また給食無しになってしまった。
うう、ショック!!

いったん昼食を食べてまた幼稚園に戻ると、あまり子どもがいない。
停電&断水のために授業が半分カットになっているためだった。
ああ、こんなもんだよね。

なんだかんだここは任地なのである。
思うように事が進まないのが常である。
はりきって頑張りすぎても仕事は上手くいかない。
現地ペースでのんびりやっていこうと思う。
ダラダラ気味なことへの言い訳ではない。

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