2011年5月7日土曜日

私ミス安全対策

5月2日~6日は隊員総会と大使館報告等のため全隊員が首都カラカスへと上京。 私は安全対策委員会委員長という役割を持っており、総会内で安全について1時間位の講座をしなければならない。
そのため4月30日には旅行から帰国、大使館でスペイン語で活動の中間報告もしなければいけなかったから、毎日せっせと準備と練習をした。

安全対策の講座の閉めに、
「若い力(青年海外協力隊の歌)」ならぬ
「防ぐ力(安全対策協力隊の歌)」などというものを作って歌ってみた。

『防ぐ力の歌』(安全対策協力隊々歌)
防ぐ力が ここにある
旅券の扉 月一開く(※1)
ばらして持とう 貴重品
旅券は腰に いざ行かん
身分は説明 警察 171(※2)
われら安全協力隊

若い命が ここにある
連絡所門限 夜の9時
カラカスへの道は遠くとも
だめよ夜行バスは メトロは5駅間(※3)
背中にも目 目立たず 用心あれ
われら安全協力隊

※1 隊員が持つのは一般旅券とは違う公用旅券というもので、命の次に大事にしろと言われている。そのため、日頃の管理をしっかり行うため、月に1回保管場所(鍵のかかる所)を確認し、旅券管理委員会とよばれる役員にメールで報告するということを自主的に行っている。持ち歩くときはもちろん防犯用ウエストポーチに入れて隠す。

※2 この国の警察はかなり腐敗している。特に地方警察はひどく、バス移動中の検問でいちゃもんをつけられ賄賂を要求される等といったことがしょっちゅうある。そのため、自分の身分をしっかり説明しなければならないし、パスポートも持ち歩かなければならないのだ。

※3 中南米でハイチの次に治安が悪いと言われるベネズエラ。他の国の隊員が旅行に来ることは禁止されている。多くの旅行者も避けて通る、その超危険な首都カラカスでは、隊員の行動はかなり制限されている。大都会カラカスには地下鉄があるのだが、使っていい範囲は、大使館やJICAオフィスがあるミランダ駅を基点としてわずか東西2駅までである。

かなりの字余りだったが、
訓練所時代毎日歌っていた隊員には超有名な曲を使ったことで、
楽しく安全に対する意識の向上が行えた(と思う)。

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