2011年4月1日金曜日

ポップコーンはあとで食え!(運動会編)



日頃運動遊びを全然させない先生達。
多分そもそも何をさせればいいのかわからないのだと思う。
体育の時間を増やしてもらうため、運動の習慣をつけるため、運動会を企画した。
1月頃から準備を始めたものの、3月になっても全然行動を始めてくれない先生達にヤキモキ…
しかし、いくら「発表の内容を考えよう。」「練習しよう。」と言っても「大丈夫よ~」と先生達は落ち着いたもの。
そうじゃなくて!
当日良ければいいというものでも、直前だけ練習すればいいというものでもないんだあ!
でも、ここはベネズエラ。
私もベネズエラ人の心にならなければ…
焦らず…ゆとりを…
どうにかこうにか、1週間前に練習を始めれば良しと思うことにした。
そう思ったら、イライラしたり、反対に自己嫌悪に陥ってたりしていた心もいくらか楽になった。

いくつもの山を越え谷を越え、なんとか当日に。
3月30日が午前のクラス(9クラス)、31日が午後のクラス(7クラス)
と2日間にわたって実施した。
何度も練習した開始の挨拶

1日目(午前のクラス)
日本ではありえないいろいろな出来事があった。
その1)新聞紙でせっせと200個の玉を作った私。
玉入れのとき、子どもに混じって玉を投げる先生、
楽しんでくれてるのはいいが…
終わりの合図があったのに投げ続けた上、子どもは投げるのをやめたのに、
玉を入れる箱を持っていた私にむかって玉を投げつけてくる。
頭に命中。
ふざけるなっつーの!!!

その2)途中でアイスやおやつを食べ始める子ども・先生。
Å先生、前もって手伝ってもらう内容を説明していたにもかかわらず、
いざ手伝いを頼みに行くと…
“今アイスとポップコーン食べてるから無理”とアイスを口にくわえながらジェスチャーで言ってくるではないか。
子どもかっ!?

その3)B先生、障害物競走の補助(子どもがジャンプ台からジャンプして叩くタンバリンを持ってもらう)を頼むと…
ポップコーン片手にやってる!っていうか食べてる!!
子どもは一生懸命やってるっつーの!!!
注:この先生ではありません


その4)用務のCさん(男性)、子どもがよじ登る用の積み上げたマットを支えるのを頼んだら…
メールしてる!!
危ないっつーの!!!


モラルの無い先生達に辟易しながらも、なんとか無事に終了し、
前日と当日朝の久々の緊張感から解放され、かなりホッとした。

2日目(午後のクラス)
12時に地域体育館へ到着。
が!停電!
全クラスが音楽が必要だというのに!
待てども電気はこない…。
結局副園長が発電機を探しに行ってくれ、なんとか2時には始めることが出来た。
園長先生始め何人かの先生は1日目も手伝ってくれていたため、すでに内容がわかっている人が何人かいてくれたおかげで、1日目より格段にスムーズに進む。
さらには先生達がめちゃ協力的!思い描いていた通りに競技が出来た!
これを求めていたんだあー!
普段の練習のときは、
「午後のクラスは午前に比べて準備しないし、練習も全然しない。」
と思っていた。
だから、一度は「先生達(午後のクラス)にやる気がないなら、やる意味ないしやりたくない。」と園長に訴えたこともあった。
でも結局は各クラスの出し物も良かったし、競技も楽しく上手く進んだ。
だからなんだか感極まって、
最後に全員で歌を歌っているとき
(ぶっちゃけ先生たちが子どもに教えてくれたなかったからほとんどCDだったけど)
思わず涙が…!

なかなか大変だったけど、やってよかった。
達成感☆

各クラスの発表

ストレッチ

かけっこ

さらに、がんばったオマケが!
1日目と2日目に地元テレビの取材が来て、テレビデビューを果たした!
取材と行ってもおじさんが1人来て普通のコンデジで動画撮影、
放送内容は超簡単なセットの前でしゃべるおじさんと、
全く加工も処理も何もされてない映像が放送されただけだったが…。
あと、地方新聞にも写真つきで載った!

幼児期の運動の重要性とJICAボランティアについてちょっと広まった…はず!!
ミッション完了―!

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