2011年4月29日金曜日

完璧な自然

初めての任国外旅行へ!
行き先はベネズエラの西に二つ隣の国エクアドル!
セマナサンタ休暇を利用して、4月15日から30日まで思い切って16日間、
心の友同期ともちゃんと2人旅である。
普段「外国」に住んでいるわけだが、任国ではない「外国」に行くのは、やっぱり「海外旅行」なわけで、とってもワクワクしながら出発した!

まず首都キトに着くと、早速違う!
ベネズエラではほとんど見られないインディヘナ(原住民)顔の人がたくさんいる!そして寒い!!
同期隊員に迎えに来てもらい1泊した後、楽しみにしていたガラパゴスへいよいよ出発!
飛行機に乗って着いた先は…

楽園!!!

さっそく海の綺麗さにやられる。
7日間の滞在中、2,3日目は1Dayツアーに参加、4日目からは3泊4日の島周遊ツアーに参加した。
シューノーケリングでたくさんの海の生物に会えた。
サメが近くを通ったり、アシカやペンギンや海ガメと泳いだりした。
船から見たイルカの群れも感動的だった。
陸にはいろんな鳥がいた。

陸ガメはすっごく大きくて、イグアナは群れていた。

突如母アシカがむせて全身に痰をあびてしまった。要注意!

ガラパゴスはいくつかの島があるのだが、島によって全然景色が違う。
白い砂浜、赤い砂浜、まるで違う惑星に来たかのような溶岩の塊でできた島…。




毎日感動した。
全身で自然を感じることが出来た。
この経験は語りつくせない。
写真でも文章でも伝えきれない。


エンコカードという辛くないタイカレーのようなスープと車海老。すごいおいしくて次の日も食べに行った。



が!いろいろ事件もあった。
まずホテルに着いたら、
「今日は満室だ。」
「え?」
5~6回メールのやりとりをして予約済みだったはずが取れてなかった。
「いやいや、散々メールしてたから!」
それでもしぶる女主人。
「ちょっとメールチェックしてみてよ!!」
――あった!!(一同)
ふてぶてしい女主人、そこではじめて
「ぺルドン(ごめん)昨日までバカンスに出かけてて。」
と謝罪&言い訳にならない言い訳。
「忘れてたわ」と笑われてしまうと、もはやこっちも笑ってしまって責める気もしない。
すぐ他の所を紹介してもらえてからよかったけど。

日帰りツアー1日目の帰り道には、船のエンジンが止まってしまった。
雨も降ってくるし、暗くなっても助けが来ない…。
しかし、乗客たち気にしない!
たまたま中南米出身のラテン気質な客が多く、冗談を言いあいながら、そんな状況をも楽しんでいるように見えた。結局1時間半程待ったら助けの船が来て、私はぐったり、眠りながら帰ったけど。

4日目には旅行会社のエクアドル人のおばさんと喧嘩をした。
「この子を店の外に追い出して」と怒鳴られる始末。
悔しくて泣いていると、同じく不満を持っていたツアー客のオーストラリア人老夫婦になぐさめられた。
ヒゲの短いサンタクロース風なだんなさんは「これは魔法の薬さ」とキャンディーをくれた!齢27にして子どもかって感じだけど、なんて素敵おじさんなんだと感動した。
が、この老夫婦、「言っていた内容と違う!」と結局ツアーを降りてしまった。結構なお年に見えるのに、そういう決断力がすごい。
このツアーにはラテン圏の客はおらず、欧米人ばかりだった。
彼らはガイドにきちんとした説明や旅行会社に責任を求める。

1日目の船が故障したときの客がもしラテンの人々でなければ、愉快には過ごせなかったかもしれない。楽しむために責任を求める欧米人の考えもとてもよくわかる。でも、適当なんだけど、どんなときも楽しんじゃう気楽な性質のラテン人の方が人生を楽しめるのではないかと感じた。私はどっちかな。すぐ怒っちゃうから、ラテンではないか。

船は島で一番古いもので、船室はめちゃ狭かった!
今回の旅行は、同じ南米でも違うと思ったりやっぱり同じだと思ったり、任国を客観的に見るいい機会だった。
エクアドル人はベネズエラ人より穏やかで礼儀正しいと感じたり、
全く悪びれないおばさんにベネズエラ人と同じだと思ったり、
ベネズエラの男性のほうが優しいな~と思ったり。(積極的だという意味で)

とにもかくにも1週間、完璧だとも言えるような美しく守られた多様な自然を満喫して、もっといたい、まだ帰りたくないと思いながらガラパゴスを後にした。

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