2011年11月24日木曜日

イベント三昧

11月は子どもの権利の日と幼稚園の開校記念日があり、さすがお祭り好きなお国柄、幼稚園では2週間イベント続きだった。
子どもの権利の日のお祝いの初日、州都から人形劇団が来ることになっていた。
午後のクラスの子どもも午前中にやってきて、保護者とともに到着を待つ。
が、開始時刻を過ぎてるのに来ない。
なんと、車が故障して来れなくなったというのだ。
「どうやって保護者に説明しようかしら~」といった程度で、こんなハプニングにもさして動じない先生達。
急遽キューバ人のエアロビクスの先生が1人呼ばれて来てくれたが、先生達が協力してくれないせいで100人以上いる子ども達は好き放題に大騒ぎ。
「子どもが多すぎて何にも出来やしないよ」と10分もしないうちにアクティビティを切り上げて帰ってしまった…。
そんなことにも動じず、日々が過ぎていくのがここの普通である。

その同じ週にはビスククイの日があった。
その日は村の祝日、コンサートが開かれ、夜中12時にバースデーソングが歌われケーキが振舞われる。
雨が降っていたが、もちろん行かないわけにはいくまい!
ケーキをもらわなくては!
ケーキ目指して12時直前にプラサへ。

雨が降っていたせいか人が少なめ、ケーキもらい放題である。
村人達、クリームまみれになりながらスーパーのビニール袋にケーキを詰めまくる。
「わはは、13個集めたよ!」ってな具合である。
私もちゃっかり5切れはもらって、夜中のケーキに危惧しながらも2切れ半は食べた。
ケーキわしづかみ図書館長(左)と文化センター長(右)
その翌週は開校記念日のお祝い。
月曜日、今度こそ人形劇団がやってきた。
おもしろいのかつまらないのかよくわからなかったが、子ども達はそれなりに聞いていた。

火曜日、運動会。
午前中のクラスは障害物競走のようなイベントをしたり、キューバ人とエアロビをしていた。
麻袋に入ってジャンプ

おしりから垂らした鉛筆をビンに入れるゲーム
1時間半ばかりの会ではあったけどまあそれなりだったのだが、午後は…輪になって手遊び歌や軽いゲームをして終了。
40分も無い上に、運動とよべるべき内容が無かった…園長も来てなかったし、適当!!!

水曜、ダンス発表。
各クラスごとの発表で、伝統の踊りを踊るクラスが多かった。
ただ、ペアのダンスなので、なんとなく左右に揺れているだけの子ばかり。
あるいは一部の子だけが目立つような構成。
そんな中で1クラスとっても良かったクラスがあった。
舞台に出るのを嫌がって泣く子もおらず、子ども達全員が楽しそうにピエロを演じていた!

他のクラスを見ると、いまいち自分達が何しているのかわかっていない子が多い中、日々の保育の延長にある発表ってこういうのだよなあと感じさせてくれるものだった。
顔にペイントするのを手伝ったので、思い入れのある発表にもなった。

木曜日、パレード。
地元の青少年バンドと、州都からピエロが招かれ村を1時間ほど行進した。
 園に着くと、ピエロのコント劇が。
停電のせいで音楽が無くていまいちさえない内容になってしまっていたのが残念。
最後には例にもれずバースデーソングを歌ってケーキを食べる。

担任の先生達は何かある度に子どもと保護者の分のケーキを作ってこなければならないのだから、結構大変である。
メインのケーキは子どもたちが帰った後、先生達だけで食べられた。
イベント続きで楽しいが、先生達は毎日のようにお金を徴収され、毎日のようにお金のことが話し合われていた。
バンドやピエロに払うお金、ケーキ代、それ以外にも何かとお金が集められる。
政府からの援助がないため、先生や保護者はいろいろなものに自腹を切らなくてはいけない。
すべてのイベントが終わった後、職員室でお金を数える園長先生たち、明らかに疲れていた…。

0 件のコメント:

コメントを投稿