2011年10月29日土曜日

慈善活動

教会の慈善活動で障害者の人たちに夕食を贈る活動をするというので、これは村を知るいい機会と思い参加させてもらった。
箱にフルーツや自家製ヨーグルトなどを詰めワゴン車に積み込む。
車は満員だったが、ちょっと無理を言って荷台に乗せてもらい、一緒に連れて行ってもらえた。
計20軒近くの家を訪ねたのだが、一同ショックを受けていた。
“病気であれば病院に行って、よその人とも触れ合える。でも、彼らはずっと家にいて、助けも訪れてくれる人も無い”と。
何年も寝たきりの子ども達。
ろくに動けない1人暮らしの老母。
もちろんこの活動は市役所の障害者名簿を見て行われたので、リストがあるということは何らかの援助がされているとは思うのだが。
外に出られずにいる障害者の人たちと、その介護をする家族達の孤独さを思うと皆胸が痛んだようだった。
それでも、介護する家族の温かさを見るたびに少しほっとし、また、多くの人が助けを必要としていることがわかってとてもいい活動になったと語っていた。
市役所や教会の連盟に援助を請願しようと新たな活動もされそうだった。

でも、ブロックむき出しの貧しい家の薄暗い部屋の中で、感情を表すこともなく宙を見つめていた少年の姿はきっと皆の胸に焼きついたと思う。
私には何ができるのか。
多くのことを考えさせられた1日だった。

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