2011年10月5日水曜日

男はつらいよ

男女差別…
ベネズエラでは“マチスモ”といわれ、まだまだ家庭内では男性優位であるようだが、
日本人ボランティアにとっては、逆である。
概してベネズエラ人男性は女性に優しい。
中国人蔑視はあるが、日本人女性に対して優しくしてくれる人が多いし、
愛の告白メールやら電話やらをしてくる人も多い。
が、男性には厳しい。
特にアジア人は…。

<我が家の家主ペドロの場合>
今まで何人かの日本人女性が我が家に来た。
先輩隊員Hさんが来たときは、あれやこれや質問したり、ハンバーガー屋につれていってくれたり、下ネタ連発したり(かなり不評)。
また、先輩隊員Kちゃんが来ると、大きく抱きしめ、それはそれは大げさな挨拶。
(本性を知る者としては、ああ、気持ち悪い―としか言いようが無い。)
はたまた日本から知人が来たときは、別荘へ連れていってくれ食事や散歩をした。

が、
男に対しては「どうして親切にしろっていうんだ!?」と本人が言うくらい、ひどい。
昨晩任地に帰るバスが無くなってしまい、同期男性隊員Dくんが我が家に来た。
ペドロ、一気に険しい顔になり
「いくらでも払えば帰る方法はあるだろ」と投げやりな言葉をかけて、
“今すぐ帰れ”とでも言うように去って行った…。
この違い…あからさますぎる…
以前彼が来たときにも、挨拶はおろかほとんど無視状態。
お土産を持参し、親しくなろうと努める彼に対し、
「髪型が女みたいで変だ」等と散々失礼なことを言いまくってきた。
だから、今回の対応も予想はしていたが、
同期Dくん曰く「想像以上だ…」
そして最近訪れたいくつかの他の隊員の任地の人の良さや住環境の良さを語っていった。。。

はああ―。
なんか落ち込んだ。
私の村にもいい人だって多いのだが、せっかく来てくれてもこの対応じゃあ嫌な村にしか見えないだろうと悲しくなったし、なんでこんな冷たい人の家に住んでるんだと悲しくなってしまった…。

さらに、男性ならではの損な話が続く…
例えば市場などでは、
「タダでいいよ!」とか「君に恋をしてしまった」とバラをおくられる私に反し、
「高く売りつけられます」
離れた親戚の家や旅行への招待がある女性隊員に対し
「どこかに連れて行ってもらうことないなあ…」

今までも、差別を受けた男性隊員の話を聞いたことがあり、
ひどいと石を投げつけられたり、川に突き落とされそうになったり、殴られて怪我したり等、
男性隊員の苦労と孤独が偲ばれる…。。。

だからベネズエラ男性隊員は皆痩せていってしまうのか!?
強く逞しく、頑張れ日本男児!!

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