2012年2月21日火曜日

牧場で、川で過ごす

カルナバル休暇中、友達シルビアが親戚の住む牧場へ連れて行ってくれた。
クリスマスにも訪れたポコロという丘陵牧草地帯である。
泊まった家の前の景色
とっても広々。隣の家ははるか遠い。

帽子が素敵な家主のビセンテ
23日を過ごしたのだが、3日間とも川に行った。(※おかげでまた黒くなった。)
泊まらせてもらった家から車でガッタガタの道を30分ほど走ると川につく。
途中浅い川を通過

1日目には網漁を初体験!

おじさんが熱心に教えてくれたのだが、私は1匹も釣れなかった…悔しー!

2日目はスープを作るため朝から川へ。
スープのために連れてこられた鶏
と、そこへ何やら動物をぶらさげた少年達が。
なんと!アルマジロである!

この辺りによく生息しているらしい。
食するためにすでに頭は切られ、内臓等も取り除かれていた。
食に対して好奇心旺盛な日本人としてはちょっと食べて見たかったが、少年達は去って行ってしまった。
後で川岸を散策していると、頭がゴロンと落ちており、それら内臓ブツもグチャッと残されていた。
川で泳ぐ気が若干うせる…。
鶏もそこで絞められ、頭を始め、川に全ての内臓物は流された。
かなり泳ぐ気がうせてくる…。

いや、致し方ない。気を取り直して川で泳ぐ。

プールのようにちょっと深くなっているところがあり、潜水競争やら岩から飛込みやらして1日中そこでみんなではしゃいだ。

スープもおいしくいただく。
スープ作りの手伝いをあんまりせず川で遊んでたので気がつかなかったのだが、後で、もしやと思っていたことが的中。
スープの水は川の水だった。
川、時々生臭いんですけど…
ゴミだか下水の匂いっぽいんですけど…。
第一、   土か泥か下水か、全然水透明じゃないし濁ってるんですけど!!
3日目もスープが作られたが、なんとなく食が進まなかったのは致し方ない。

泊まった家にはほとんど水が無くて、シャワーもあびれず。
川でシャンプーしている子達もいたが、ぶっちゃけあの川じゃ綺麗になった気になれない!
飲み水もバケツにためられた水からすくって、何やらゴミらしきものが浮いている…。
大きな水がめに水がたされたが、残っていた水を捨てない&洗わないので汚いまま。
家には相変わらずトイレが無く、大分慣れたとはいえ、やはりトイレ探しは一苦労。
3日目には“そろそろ家に帰りたいかも…”という気がしないでもなかったが、しかし、それにも勝る雄大な自然と穏やかな時間。
強い日差しの中でも山の上の心地いい風が吹く。
そして、そんな暮らしの中でも人を泊めてくれる温かい家族。

1軒だけすぐ近くにあるお隣さん家に遊びに行った。
泊まった家と同じく土壁。
雨のときなど大変らしいが、そんな素朴な暮らしもいいなと思う。
ゴツいTOYOTA車がミスマッチ(!?)
2日目の夜には牛が出産していた。
皆寝ていて気がつかず、残念ながら出産シーンは見られなかったが、翌日産まれたての子牛を慈しむ母牛の姿や、自ら出した胎盤を再び食べる(知らなかった!)ところを見ることが出来た。
自分は全然動物や花や野菜の育て方、自然のことについて知らないなーと思った。
なんと貴重な体験。
日本に帰ったら自然が恋しくなること間違いない!

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