2011年7月22日金曜日

卒園おめでとう

卒園式が2日間にわけてあった。
なぜ2日間か。
州と国の派閥のせい…?

さて、1日目は州所属の先生のクラスの卒園式。
エバンヘリコという宗派の教会内であった。
教会と聞いて、ステンドグラスにパイプオルガンに…
などと想像したら大違い。
音響室がありテレビモニターも設置され、ちょっとした集会場という感じ。
この宗派は偶像崇拝をしないせいだろう。


さて始まった卒園式、最初と最後に出し物があったのだが、ノリノリのポップミュージックにのってダンス。
あるいは陽気なサルサにのってダンス。


“仰げば尊し~”的雰囲気、皆無である。
そして、踊っている大半が小中学生なのだ。
日本の幼稚園だったら必ずあるであろう卒園生の合奏やら劇などは無い。
どうやら、卒園生の成長の発表の場は無いらしい。
それから証書授与が1人ずつなされ、なんとなくザワザワしたまま終了。

2日目は園のホールであった。
前日と同じような流れで、終了―。


式場の外には必ず写真屋さんが来ていて、卒業記念写真を撮れるようになっている。
欧米の大学生が卒業式で着るみたいな服の衣装をかりてパシャリ。


こんな具合に仕上がる。

さて、今回の卒園式を通じて気づいた事は
卒園式のときは先生の髪の毛が全員真っ直ぐになる
ということだ。
揃いも揃って皆真っ直ぐ。

黒人の血が濃いため普段はアフロヘアーの先生すら、真っ直ぐになっているではないか!
思わず「これは決まりなの!?」と聞いてしまったほどだ。
真っ直ぐな髪は美しいという、単なるオシャレの習慣だったが。


子どもは本来のカールを活かしたかわいいクルクルヘアー
先生が子ども達に自前のリップグロスをぬってあげていた。


幼稚園児でも晴れの日にはお化粧するのだ。
ピアスだって赤ちゃんのときからしているし、美的感覚は幼い頃から磨かれていくのだろう。
しかしあまりにどぎついメイクの子には、さすがに先生も「濃すぎよ」と顔を拭いていたが…。

その数日後、
ちょうど友達の家にいたら、翌日の息子の卒業式のためにアイロン(洋服用)で髪を真っ直ぐにしていたので、
「日本では結婚式やパーティーのときは皆髪を巻くんだよ」と言ったら
「えー!なんで?」と言っていた。
オシャレとはそういうものである。

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