2011年12月22日木曜日

ジャノツアー

ベネズエラにはロスジャノスとよばれる平原地帯が広がっている。
その平原で動物観察やいろいろなアクティビティが楽しめる3泊4日のツアーに参加した。
平原地方では広大な土地で牧畜が行われており、牛がいっぱいいる。


初日の昼食、早速肉!!

簡素な家に泊まって翌日はエンジンボートで川を探検。
たくさんの鳥、ワニ、カメ、川イルカ、カピバラに遭遇!
この川には古代ガメが生息しており、甲羅が見えた瞬間それを捕まえようとガイドが飛び込んだ!
が、出てきたら顔から流血!なんだか穴のようなものが開いている!?
どうやらカメを捕まえようとしたとき甲羅にぶつかったようだ。
物凄い大慌てでボートに戻って這い上がっていたガイド。
なんと、川にはたくさんのピラニアがいるらしい!
数分もいたら血のにおいでピラニアがやってきて鼻を食いちぎられるところだったと怯えていた。
しかし、ガイドが飛び込んだ辺りはちょうど川イルカがいて、それでピラニアはいないらしく、唯一そこで水浴びを楽しめるはずだったのだが、流血したことによってピラニアが寄って来ているかもしれないからと、泳げなくなってしまった。

午後は乗馬!

といっても私が乗ったのは馬とロバの合いの子、ラバだったのだが、乗馬なんて子どもの頃に1度馬にまたがったことがあるという程度で経験なんて無い。
が、とりあえず乗らされる。
ドキドキ。
進むとき、曲がるとき、止まるときの説明がごくごく簡単にされ、即出発。
も、もう?という感じである。
のんびり歩くので私は怖くなくてちょうどよかったのだが、ガイドが後ろから尻を叩いて走らせる!
怖い~振り落とされる~!!
と思って手綱を強く引く私、止まるラバ。
この繰り返し…
なめられてるのか、ラバくんあまり言うことを聞いてくれない。
草が食べたいのか気まぐれか、私は避けよう必死に手綱を引くのに、いばらの茂みに突っ込んで行く。
「ギャー!イタタタ!」
おかげで傷だらけになってしまった。

翌日はピラニア釣り!
生肉を釣竿につけて川へ投げ入れると、ガンガン釣れる!
速攻3匹釣れて大満足。

多分30分もいなかったが、ツアー全員の夕食がまかなえる程十分なピラニアを釣ることが出来た。
途中で巨大なアナコンダにも遭遇!



美味しく煮込んであった。歯がスゴイ!

昼寝したりプールで泳いだりして、夕方ジープで動物観察へ出発。
飽きるくらいのワニやサギの群れを見て、雄大な自然を堪能した。


一瞬だったが茂みから茂みへ走るアリクイを見ることも出来た。
草原に沈む夕陽も壮大で感動的だった。

泥だらけになった車
夜はナイトサファリへ!
が、音楽をガンガンかける車…
これじゃあ動物も逃げるっつーの!!
唯一ガイドだけはそれを理解しており、昼間も彼の乗っている車は音楽控えめだったが、ガイドのアシスタントなんて自分から叫んで音楽かけろと言っている始末。
「私達はフィエスタをしに来たんじゃなくて、自然や動物を見るために来たんだ!自然の音や虫の声が聞きたいんだ!音楽を消してくれ!」と怒ったが、「なんで?」といった風にまるで理解してない様子。
ベネズエラ、せっかく雄大な自然や豊かな観光資源を持っているのに、観光に関するレベルが低すぎるのが勿体無い。
結局ワニとアナコンダをつかまえて触るというアクティビティで終わった。
これなら昼でも出来るし…。
しかし、昼間だと、捕まえる様子を見たツアー客がたまに動物虐待だとかなんだとか言うことがあるらしく、それで夜に行うとか。

疲れた夜もキャンプ地ではなぜか村人がやってきて夜中までガンガン音楽をかけて連日フィエスタ…
ある意味ベネズエラの自然も文化も感じられるツアーなのかもしれない。。。

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