2010年11月17日水曜日

ビスククイの日

1117日は
Día de Biscucuy” わが村ビスククイの232歳の誕生日である。
前々日の夕方、配属先の文化センターへ行くと準備に忙しそう…

って今頃招待状作りかい!!

当日に渡して意味があるのかはよくわからないが、
プログラムつきの招待状作りを手伝ったら私の分もくれた。

こうゆうのやデコレーション、衣装など、見かけには結構こだわるお国柄。
カワイイ出来栄えである。

 前日16日は夜からプラザ(町の中心の広場)でお祝いのイベントがスタート!
民族楽器、バイオリンの演奏、ダンス、マリアッチなど、内容盛りだくさん。

なんといってもスゴイのが、
ズラッと並んだ
約70個のケーキ!!!
常にクリームの甘い香りが辺りにただよっていて、
超幸せな気分に浸れる。
食べるのが待ち遠しくてたまらない~!!

ついに、深夜12時、マリアッチとともに誕生日ソングを歌い、
ケーキの振るまい開始!
押し寄せる人々…
配属先の市役所の人たちがすごい勢いでケーキを切り分けていく…
私もケーキを配るのを手伝うと、
「チーナ(中国人女)ケーキくれ!」
と次から次へとうるさいのなんの。
しまいには、若者がケーキを投げ出して、
配属先の人々、
「投げるなー!」とキレる。。。
そんなもんだから、頭にクリームつけた少年がケーキをもらいにくると
「あげないわよ」と配属先の文化センター長レベッカは怒っていた。
「配ったって投げるだけよ。もうこれでおわりよっ。」
といくつかのケーキを守り、文化センターへ運び、会場を撤収。
深夜1時のケーキはお腹に重たかったけど、
配属先の人たちで食べて、お持ち帰り分ももらって、
みんな疲れて帰って行った。

ところで、こちらのケーキ、デコレーションがかなり派手だが、
一番人気だったのが、クリームが全くついてないパイナップルケーキ。
見た目が一番素朴なのに、町の人も文化センターの人もみんな
「パイナップルケーキが食べたい」と指差していた。
が、その度に「これはダメ。市長が食べたいと言ってたのよ。」とレベッカ。
市長まで食べたいのか!!
じゃあ、あんなカラフル・ゴテゴテのクリームやら砂糖やらつけなきゃいいのに~。
―と、実はベネズエラ人の感覚そんな日本人とかわらないんじゃないかと思った1コマであった。
(だってあたしもパイナップルケーキ食べてみたかった…)

ちなみに、
PSUV(チャベス大統領の政権)ケーキも
もちろんある。
誰が食べるんだろ…



さて、17日当日。
午前中はプラザでイベント引き続き、
午後はサッカー場に移動して完成式。
またまた歌ありダンスあり♪
最後はサッカーの試合が夜9時過ぎから始まった。
サッカー場横の体育館の事務所で食事を配り、
ちょっとひと段落して配属先の人々数人だけになったとき、
なんとレベッカの目に涙が!!
泣きながら話している彼女、
でもイマイチ意味がわからなくて。
あとで同僚にわけを聞いたら、
「いろいろ問題やトラブルがあったけど、無事にうまくいったからよ。」と。
レベッカが文化センター長としてやってきたのはつい2ヶ月前。
初めての大仕事、わからないことだらけなのに責任があって、大変だっただろう。
両腕に刺青があって、顔も身体も迫力満点の彼女だけど、
なんだか人間味が感じられて、好感度UP☆
あたしも“涙するくらい仕事がんばらなきゃなぁ”って思わせてくれた。

                                            ~ ¡Feliz Cumpleaños! ~

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