2010年11月20日土曜日

開校記念日

ビスククイ村の誕生日と同じ日、幼稚園も開校記念日だった。
で、今週は開校記念日週間ということで、
普段のクラスはなくて、毎日イベント目白押し!

<月曜> 教会へ行って牧師さんのお話聞いて食べ物やワインをお供え。
     その後広場へ移動して国家を歌ったり、園長の挨拶があったりして、
                   保護者も一緒に幼稚園まで歩く。

















<火曜>午前のクラスは野球場で3人のキューバ人による運動レクリエーション。
    いっぱい走ったり
              (自由な子どもたち。参加せず遊んだり走ったり座ったりし  てる子もいる。)
ゲームしたり
(ルールがわからない子多数。そのためほとんど全部1回で終了。)
エアロビしたり(子ども用の曲は使わない。)
午後のクラスは幼稚園のホールで。
キューバ人も疲れたのか、いや、そもそも子どもが少ない上にすぐおやつ食べに先生とクラスに帰っちゃったりして、若干内容が短くなって終了―


<水曜> 開校記念日でお休み

<木曜> 文化発表







    








                村の体育館にて、かわいい衣装を着た子どもたちが先生とともダンスの発表。
先生の司会進行にて、何クラスか(数適当)合同で行われた。

 幼稚園へ戻った後は、各クラスで先生手作りのケーキを食べ、
お土産にこれまた先生がよういしたスナック菓子をつめた袋をもらう。
ホールで大きなケーキを囲んで誕生日の歌を歌う。

   ケーキは子どもが帰った後、先生たちによって食べられた。

こうみるとなんだか充実して、すごい幼稚園に感じるのだが、
が、なんだか適当である。
すべてが適当なのである。

日本の保育園で何かイベントをしようとしたら、
事前に職員会議で話し合い、様々な書類を書き、入念な準備をするのだが…

ここは、ベネズエラ。
   先生が何時から何時まで活動するかわかってない。
   先生、場所もよくわかってない。急に変更になることもある。
   もちろん保護者も何をやるかわかってない人多数。
※村を歩いていると「マリエ、明日はどこで何するの?」という質問がごく普通にされる。
   子どもが半分以下しか来ない。
   っていうか来ない先生もいる。
   始まるまでの待ち時間、かなり長い。
   終わるのは早くて、その後はダラダラ解散。
   終了後の反省会など一切なし!

細かいとこまでいうと、
   キューバ人が子どもに色々なレクリエーションしてくれてるのに、ひたすら座ってるだけで何もしない先生、半分以上。
「先生たちもやりましょう!」と呼びかけるキューバ人の背中がむなしい。
   ダンスの発表、ほとんど練習していないため、なんとなく立ってるだけという子多数。そもそも踊りの内容自体ほとんど動きがないのに…。
   子どもがマイクで色々な宣言をするのだが、練習してないため、先生が言うことを繰り返すだけ。先生の声、マイクにひろわれてて丸聞こえ…

うーん。
でも、それでも、なんとなく楽しんで、それなりにやってしまうところがすごい。
日本ががんばりすぎなのかと思ってしまわなくもない。
けど、がんばってるときの子どもの真剣な表情とか、達成感にあふれた表情とか、いまいち足りないよなあ…。

それだけじゃない。
なにより驚いたのは、

<金曜> 先生たちのフィエスタのため(!?)幼稚園休園!!!
そんなんありかい?!
幼稚園で働く先生や用務さん、退職した元先生等が村のパーティー会場に集合。
飲んだり、バーベキューしたり、ゲームしたり…
12時開始だったが、なかなか人が来ず。やっと15時くらいに始まるが、その後も適当にみんなバラバラ帰っていく。あたしは19時過ぎくらいまではいたが、その時点で残ってる人はわずか。でも、彼らはまだまだ夜遅くまで飲んだり踊ったりするとのことだった…。


※ドミノというゲーム(同じ数をつなげていき、先にコマがはけた人が勝ち)

ああ、なんでこれが許されるんだあ~!?
保護者も教育委員会もだまっちゃいないよ…って日本だけ!??


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