2011年8月19日金曜日

カリブ海文化

カルアオという村で村落開発普及員として活動する後輩隊員のところへ行ってきた。
首都から向かうバスの車窓には…海!海!海!

もともと海大好きなのに、任地は360度山に囲まれている上、普段使うバスはたいてい山道を走るもんだから、久々の海に大感激。
中古のスクールバスに揺られ、故障か何かで途中何度も止まりながらの道中も、景色を楽しんでいたらあっという間だった。

着いた村には肌の黒い人ばかり。
ほとんど黒人の村といって良さそうだ。
任地には浅黒い人は多いけれど、かなり黒人に近い人というのはあまりいないので、まるで任国外旅行しているような気がする。
それに、暑くて海が近いせいか、水着を普段着として着用している人多し!
私の任地の村ではビーサンで外を歩くのは恥ずかしいことであり、ショートパンツやミニスカートすらあまり見ないので、かなり異文化。
ベネズエラ広し!

任地の我が家からの景色はもちろん山オンリーだが、なんとこの屋上からは海が見える!
後輩、サーフボードやら浮き輪やらを購入しただけでなく、パラソルまで設置。
海ライフを満喫しすぎである。
早速近くの海岸へ遊びに行くと、めちゃ素朴であった。
観光地化してなくて漁船がいくつか泊まっている。
砂浜の横にある村の中心であるプラサ(らしき)場所に案内してもらった。
が、あまりにも何も無いので違うのではないかと思い、翌日「こっちがプラサかも…?(遠慮がち)」という広場へ行ったが、やはり何もなかった。
しいていうなら一つの銅像と小さな診療所があるだけである。
それなりに商店がたくさんある自分の任地から見ると、さすが村落開発普及員の活動場所といった感じの村である。
いってしまえば何も無い。
が、自然がたくさんある。
穏やかな村人の暮らしがある。
イイネ!

翌日は山道をあるいて川へ行った。
滝へ案内してもらうと、なぜか大量のバイク…
酒を飲み巻きタバコを吸い、たむろする男達…
き…危険な雰囲気!?


かと思いきや、お酒やバーベキューの肉をわけてくれたりと、とってもいい青年達ではないか。
魚を捕まえようとしたり少年のように川遊びを楽しむ彼らは、近くの町のバイクタクシー運転手達であった。

「すべり台みたいな岩があるんだよ!」と彼らがさらに奥の滝へ連れて行ってくれた。
山崖を歩いた先には結構な落差の滝が!
若干傾斜のある岩の上を流れている部分があり、それをすべり台と言っていたのだ。
―こ、ここから滑りおりるのは危険すぎるだろ!!!
青年が滑り降りるのを見ても、まるで岩をバウンドしているように見えて怪我しやしないかヒヤヒヤ。
でも、せっかく来たのだから挑戦してみよう、いや、怖いーっ!
思わず“共済会の保険っておりるのかな…”などとまで考え散々渋っていたが、“ここで手をかしてあげるよ”と1人の青年が滝の途中まで降りて待っていてくれたので、ついにやってみようと決心。
が、水の勢いで途中で手を掴むなんてことできるわけもなく、そのまま落下。
が、どこも痛くないし、見た目より全然怖くなくて、水の上をプカプカっとした瞬間に下に落ちたという感じだった。
こりゃ楽しい。
しかし青年達はそれよりもっと高い岩からジャンプして飛びこんでいた。
頭おかしいだろ!っていうくらい高いところから飛び降りる青年あれば、2mくらいしか高さがない岩からでさえ怖がって飛び降りれず石を投げつけられる青年もあり、ゆかいな仲間達である。
なかば酔っ払っていた後輩隊員も岩壁から飛び込んだはいいが、
落ちていく間に体勢が前傾になりイヌのような姿勢で水面へ!
一同“これはヤバイ!”と、思わず助けに飛び出す青年がいたほどだったが、無事浮かんできた。
しかし夜になってから「実は、肋骨がかなり痛い」と告白。
川ライフを満喫しすぎである。

川沿いには温泉が沸いている場所があった。
川岸はかなりの高温。
寝そべって温泉気分を味わっていたら火傷みたいに半身真っ赤になってしまった。

さらに翌日は隣り村からボートにのって半島の先にあるビーチへ。
のんびり海を満喫。
すっかりカリブ海に魅せられてしまった。

0 件のコメント:

コメントを投稿